神格反転のストーリー
はじめに
神格反転は、
勇者が悪を倒して終わる物語ではありません。
ここで描かれるのは、
正義が正義でなくなる瞬間
守ろうとした行為が、奪う側に回る瞬間
そして、それが成立してしまう「構造」です。
読み進めるうちに、
誰かを簡単に断罪できなくなるかもしれません。
自分の立ち位置が揺らぐこともあるでしょう。
それでも構わない人だけ、
この世界を覗いてください。
読み方を選ぶ
神格反転は、
小説版と漫画版の二つの形式で読むことができます。
小説は、
人物の内面や思考の流れを、言葉で深く描きます。
漫画は、
感情の衝突や選択の瞬間を、視覚的に描きます。
どちらが正しい、ということはありません。
自分に合う入口を選んでください。
※どの章から読んでも問題ありません。
第1章|略奪と創造
誰も悪くないはずなのに、
なぜ誰かが削れていくのか。
善意、正しさ、成長。
一見すると前向きな行為が、
いつの間にか誰かを消耗させていく。
この章では、
まだ明確な敵は定義されません。
ただ、
「おかしさ」が生まれる地点だけが描かれます。
第2章|服従と反逆
力を得たとき、人は何に従い、何に抗うのか。
反逆は、本当に正義なのでしょうか。
服従は、本当に悪なのでしょうか。
民主主義、法律、正論。
それらが機能しているように見える裏側で、
何が失われているのかが問われます。
この章では、
「戦うこと」そのものが疑われ始めます。
第3章|信頼と裏切り
中立は、本当に無害なのか。
どちらにも属さない。
関与しない。
波風を立てない。
それは賢さなのか、
それとも、見えにくい加担なのか。
信頼と裏切りの境界が、
静かに反転していく章です。
第4章|祈りと勇気
誰かのために尽くすことは、美徳なのか。
優しさ。
献身。
自己犠牲。
それらは本当に、人を救っているのでしょうか。
この章では、
「救おうとする行為」そのものが問い直されます。
正しさが、人を縛り始める瞬間が描かれます。
第5章|神と偽神
― 破壊と創造/真実と虚偽 ―
神は救う存在なのか、それとも装置なのか。
物語は、
神話の完成と同時に反転を迎えます。
語られてきた真実は、
本当に真実だったのか。
創造と破壊が同時に起こる地点で、
この世界の輪郭が明らかになります。
おわりに
どの章から読んでも構いません。
ただし、
読み進めるほどに、
「自分はどこに立っているのか」を
考えさせられるかもしれません。
答えは、用意されていません。
それも含めて、
この物語です。
